DIARY

工房織座モノがたり

ワッフル織りのショールと、裁断した昭和中期のシャトル織機

12.07.2016

 

 

 

 

工房織座12年目にして初めて試みた、ワッフル織り(蜂巣織り)のショール、

「ウール混 ワッフルショール」。

 

寒さの厳しい冬にブランケットのように大きく包まって身にまといたい、

だけど、肩に負担なく軽やかに、、、という商品を作りたく、形にしました。

 

先行発売として、すでにお取引していただいている一部のショップにて展開していますが、

大変好評で、入荷後即完売したというお話をいただいており、

現在、追加生産に取り掛かっているところです。

 

 

くるっとまとった際に、両端の見え方が異なるアシンメトリーなデザイン。

縦に入っているステッチ(刺し子)模様が、アクセントとなっています。

立体的な織り方が、たくさんの空気を含んで、しっかりと首元をあたためてくれます。
 

工房織座オンラインショップ 「ウール混ワッフルショール インディゴグレー ¥10,000(税抜)」

 

 

 

そんなワッフルショール、

工房織座の中では、一味異なる織機で織られています。

 

 

 

 

 

こちらの織機、2年前に導入した昭和中期頃のシャトル織機です。

最大で90cm程度の幅を織ることができる、

工房織座で唯一、着尺幅(40cm)ではない織機です。

 

3年前、織機を探し始めたころ、

今治のとあるタオル工場から譲り受けたものでした。

近代化に伴い、高速で織るレピア織機が時代の主流となっていくなか、

動かすことのないまま月日が経った「シャトル織機」でした。

 

 

 

 

実は、この織機、もとは180cmの幅を織るサイズだったのですが、

譲り受けて、まず、職人の武田が最初にしたこと、

それは、織機の裁断!

 

なんと、

織機の中央部分を裁断して取り除き、

くっつけて、

もとの半分となるサイズである、90㎝幅のシャトル織機に改造をしたのです。

 

 

 

当時の様子です。

下の写真は、裁断した後の織機の骨組み。

 

 

 

 

織機を半分にするということは、効率が半減するということ。

しかし、なぜ、そうしてまで半分にしたかというと、

工房織座のポリシーである、「1枚ずつ織る」「無縫製の織物」を実現するため。

 

 

幅の広い織機で織った場合、裁断し、縫製をして、理想のサイズを作り上げます。

 

私たちは、縫製による硬さや違和感を感じることの無いよう、

無縫製で織るということにこだわりたく、

約1年の歳月をかけてまで、理想とする織機を探し改造をしていきました。

 

 

現在、ワッフル織りのショールを織っていますが、

合間には、新しい織物を目指して、試作を続けています。

 

 

 

 

ちなみにこの織機、今治製です。

村秀織機という、今治のメーカーが作ったものです。

残念ながら現在は、今治で織機を作っているメーカーはありません。

 

 

織機から「今治産」、なんだかいいですね。

 

 

 

 

 

 2日連続、雲一つない良い天気!

 

 

 

 

 

 

 

 

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